第二次世界大戦中の広島が舞台になっています。主人公のすずは年上の周作という男から結婚を申し込まれ、同じ広島の呉という町にとつぐのですが、周作とは幼い頃に出会っていて、その頃を覚えていた周作はすずを探しもとめて結婚を申し込んだのでした。
その事をまったく覚えていなかったすずは呉にとつぎ、毎日を必死に生きていきながら周作との絆を深めていきます。だんだんと戦争ははげしくなっていき、あるときすずの実家がある広島に過去にない大きな爆弾が落ちたことを耳にすることになる。
すずと周作の深まっていく絆をぜひ、見て頂きたいです。
ここが良かった
広島弁の方言が良かったです。方言のイントネーションもほぼ正確で、違和感のない語りだという事で、本格的な広島弁を聞くことができます。その他、すずと実家の家族の会話のやり取り、得に妹のスミちゃんとすずのやりとりが面白く、実家の家族との場面は心が温まる場面が多いです。
言葉少ない周作とだんだん周作を好きになっていくすずの姿がとても可愛らしく、いつもめいっぱい周作に愛されているところがほがらかでした。ドラマでは当時と現在の日本のシーンもあり、より身近に戦争を感じやすくなっており、過去に起きていた「戦争」を現代を生きる戦争を知らない世代が改めて考えさせられるドラマであった事も、よかったと思えるところだと思いました。